椎葉は素材そのものが自慢。原木椎茸をはじめニホンミツバチのハチミツ(秘蜜)や梅干し、川海苔、ヤマメの甘露煮、など、素材そのものが自然の中でも貴重な特産品が沢山あります。
菜豆腐は、ゆでた野菜を入れて固めた椎葉伝統の豆腐。元々は水をしっかり絞って固く仕上げていました。そうすることで日持ちを良くしていたのです。季節によって入れる野菜は変わり、菜の花や藤の花やカラーピーマンなどを入れた菜豆腐はカラフルで美しい。梅味噌をつけて食べるのもお勧めです。
他にも、「竹の子キムチ(椎葉産の古参竹のみ使用)」や「かきもち(最も寒い時期に餅をつき、陰干しをして作る)」、「わらびの酢漬け」、「つゆ一番(村産干し椎茸をたっぷり使用したつゆ)」、など地の素材を生かした加工品はどれもおいしそうで、興味を引かれます。
平家本陣は、椎葉村観光協会が運営する物産館。国道327号線沿いに建つ大きな看板が目印で、国道と耳川の間を流れるように建てられ、横に長い形をしています。
お食事処も併設しており、なかなか村外でお目にかかることのない椎葉産そば粉を使用した「椎葉そば定食」もあります。毎日手打ちで1日20食限定。蕎麦の栽培に適した椎葉の山で、昔から栽培され続けてきた椎葉蕎麦。品種改良等はされておらず、小粒ながら風味が良く粘り強いのが特徴で、麺にコシがあります。
揉むと匂いを発する「臭木(くさぎ)」の葉を使った「くさぎな焼き飯」も気になる一品。高菜に似た食感で、地元では慣れ親しまれたものだそう。メニューには菜豆腐もあります。
- 椎葉村大字下福良509番地23
- 0982-67-3140
- 9時~18時
(お食事処:11時~15時) - 年末・年始(12月29日〜1月3日)