綾町は有機農業と伝統工芸の町。その伝統工芸がまるごと体験できる施設。
工芸館には、町内各地に点在する工芸家の作品がずらりと並ぶ。木工品、染織物、陶器、ガラス工芸品など、テーブルごとに工芸家の作品が展示されています。展示されているのは毎日の食卓や生活に生かせるものが多く、お茶碗やお箸などはお土産としても人気(椎葉支配人)。2階はコーヒーや日向夏ジュースなどを飲みながらゆっくりくつろげるカフェスペース。また奥のイベントコーナーでは昭和展を開催中(5月中)
工芸館の向かいにあるのは体験館。陶芸体験は、辰砂、炭化による作陶が特徴の「綾城焼き」。ロクロやてびねりでコーヒーカップや湯のみなどをつくります。制作したお椀は乾かした後、仮焼きし、本焼きの日には陶芸家が午前3時から火入れをして、40~50日後に仕上がります。別室では、ツバキやヨモギなどの自然素材で染色した絹や麻の糸で織る織物体験も。いずれもその場で申し込み可能で、体験時間約30分・1,080円〜(税込)。
宮崎平野を眼下に見下ろすように建つ。二階から外に出られるつくりになっていて、木造の手すりにつかまりながら一周すると綾川とその周辺に広がる田んぼや民家が小さく見えます。約680年前の戦国時代初期の城を復元したもので、木材だけで作られた純木造建築物。ツガやケヤキ、サクラ、ヒノキやスギ、など全て綾の山林から切り出された木材を使用。館内は資料館になっており、鎧や着物など綾町の歴史や当時の武家社会の様子を伝えています。
- 綾町北俣1012-1
- 0985-77-1223
- 9:00~17:30
(10月~3月は17:00まで) - 年中無休
- 【入場料】
- 大人350円、高校生300円、子ども250円。
団体割引あり。
※綾国際クラフトの城・綾城は共通