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食旅の駅

産地直売所ふるさと市場

延岡の地産地消発信施設

延岡市愛宕山の麓にあるJA延岡が管理・運営する直売所。2011年オープン。延岡で生産されたものに限り出品可能。地元の方に地場産品が買えるところを尋ねると、全員が「ふるさと市場」と教えてくれました。地元の方の買い物にもなくてはならない存在で、お昼と夕方のピークタイムはもちろん、それ以外にも常時レジにはお客さんが並びます。活気あふれる店内は明るく広い。定年退職後に農業を始めた人やここにしか出品しないという農家さんも多く、登録農家1000名以上(常時300名前後が出品)、年間売上げ4億円以上(ふるさと市場を中心に他の直販施設とも連携して)と、延岡の地産地消をリードする存在です。

山から海から延岡のものが大集合

「買い物はここ一カ所で足りる」というほど品数が多い。まるでディスカウントスーパーのように大量に陳列された商品はどれも新鮮で、種類も多く、買い物客の合間をぬって生産者が随時補充する様子があちこちで見られます。
特筆すべきは、果物コーナーの広さと、同一品目で複数の出品者がいること。延岡市北方町は果物栽培が一年を通して盛んな地域で、秋〜冬にかけては柿や柑橘類が多くなります。また出荷サイズや包装量、値段なども生産者が自分で決められるようになっており、買い物客が複数の出品者の中から自分の目で見て選べるという楽しさもあります。このため市場価格に左右されにくく、あるときはスーパーでキャベツ一玉300円だった時に、ふるさと市場では一玉100円で販売されていたこともあったそうです。

鮮魚コーナーやお総菜コーナーも充実

水産コーナーは市内の漁協が管理運営。入り口には大きな生け簀もある。近海で水揚げされた新鮮な魚を中心に、大衆魚から珍しい魚まで揃っている様子はまるで水族館。また水産コーナーには地元産の加工品も多く並ぶ。その中でも、市北東部にある離島、島之浦産の『あげみ』とよばれる魚のすり身揚げは絶品。魚のすり身をメインに余計な味付けをしていないので、ご飯のおかずにはもちろん間食にもお勧め。そのままでもおいしく頂けますが、さっと焼くと風味もアップ。保存料や食品添加物は一切使われておらず、賞味期限も数日と短いため、ここに来たら食べたい一品。
総菜コーナーも広い。仕入れに合わせて店内で作られる手頃な総菜や弁当をはじめ、毎日手づくりして出品している生産者も多く、買い物客の注目も高い。例えば、もち米から生産している農家さんが作る赤飯。もち米・赤米・塩だけで炊き上げられた優しい味わいで、もっちりと炊き上げられています。沢山ある中から、自分のお気に入りを探すのも楽しみ。

アクセス

産地直売所ふるさと市場

  • 〒882-0836
    宮崎県延岡市恒富町4-27
  • 0982-28-0080
  • 9:30-18:30
  • 正月3日間・3月と9月に各1回

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