西米良村の入り口、一ツ瀬ダム湖の湖畔にあるお店。西都インターチェンジから約一時間、川沿いの山道国道219号線を進むと見えてきます。
奥のお食事処から眺めるダム湖は絶景!青い湖と山を眺めながら食べる手打ち蕎麦やうどん、定食の味は格別です。短時間でもこの非日常感が味わえるロケーションは魅力。「温泉に行く途中に」「一ツ瀬ダムに釣りにきた」と短い滞在の間にも訪れる人が多いのもうなずけます。
レジ横で売られている見慣れない木の皮やキノコ。これはお湯で煮出して飲む山の漢方薬。内側が黄色い『キハダの皮』は、即効性のある胃薬にと地元の人も愛飲し、細長い短冊状の木材『ししもどし』は神経痛の痛みを和らげる効果があるとされ、「楽になった」「毎日飲んでいる」とまとめ買いしていく人も多い。その他アレルギーに効くといわれる『ゲンノショウコウ』に、ガンの特効薬といわれる『さるのこしかけ』など、西米良の優しい山の恵みです。
平成9年10月のオープンから続く『猪うどん・そば』、2年前にできた『いのししカレー』、とメニューの中でもジビエ料理がひときわ目を引きます。薄くカットされ、「長い時には3時間煮込むこともある(店主坂本さん)」ほど、下味を染み込ませながら柔らかくなるまで煮込みます。猪肉らしい野性味のある食べ応えは残しつつ、臭みもなく食べやすい味わいです。
他にも、常連客に人気の『ちゃんぽん』や、椎茸やタケノコなどをトッピングした『山菜うどん・そば』。また名物コロッケの『そばコロ』は、そばの風味とねっとりした柔らかい食感が特徴の、山菜具入りの甘いコロッケ。
物販コーナーでは油味噌やふきの佃煮、生姜漬け、自家製柚子胡椒、漬物など地元の方が手作りの品を持ち寄って販売。ボリュームたっぷりのいなり寿司は毎朝作り立てが店頭に並びます。景色はもちろんローカルフードも楽しめる湖の駅です。
- 児湯郡西米良村大字越野尾132-35
- 0983-37-1660
- 8:00〜17:00(食堂:9:15〜16:00)
- 12月31日~1月1日
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