ランチは３種類。いずれもサラダ、前菜盛り合わせ、スープ、メイン、デザートプレート、ドリンクと充実のコース。お勧めは、メインのお肉料理（ポーク又はチキン）と魚料理（鯛やスズキ、またはサーモン等）両方がついたランチセット。フレンチらしくやさしい素材を生かした料理。
素材を大事にするシェフのこだわり野菜は、延岡市北方町の斧農園から。サラダやスープ、前菜のピクルスやキッシュなどにたっぷり使い、「斧農園の野菜はアクもなく、自然な甘みがあっておいしい」と太鼓判を押します。例えばジャガイモとかぼちゃの冷製スープでは、根菜そのものの甘みがあるから余計な味付けはいらない、と調理方法をアレンジするほど。
そんな斧農園の旬の野菜を中心に、地元の新鮮野菜や鮮魚を使ったフレンチ。手作りパンもほんのりバターが香り、それだけ食べても美味しい。
パッションフルーツのチーズケーキや梅とバジルのソルベなど、デザートプレートにも旬のおいしさを盛り込み、最後まで旬を味わえるランチです。

日本大使館に勤務し、各国要人に料理を振る舞った経験を持つシェフ。帰国後の2007年4月、地元延岡市に店舗を構え来年で10年になります。
地元のリピーターが増え、「素材の良さを生かし、さらに手間暇を惜しまず作品に仕上げたものこそフランス料理」と、食材を変え、調理法を変え、何回来ても楽しめる新しいメニュー開発に余念がありません。
ワイン色に染められた落ち着いた雰囲気の店内は、間仕切りも設けてお客様のプライバシーに配慮し、席の間も広めにとりゆったりと客席が配置されています。お一人様にはカウンターもお勧め。
サラダのドレッシングや前菜のピクルスは販売もしており、お土産にもお勧め。あっさり香ばしいドレッシングは、本場フランスでも最近は当たり前になったという日本の調味料、醤油をベースにした味付け。美味しい野菜とドレッシングがあれば、暑い夏も元気に過ごせそうです。