「天然のヤマメは尾びれの形が違う」と、見せてもらったのは今日の釣果。ヤマメの尻尾の切れ込みと、尻尾を縁取る桜色が特徴的な天然のヤマメ。体表にはヤマメの斑点模様が鮮やかで、目も澄んでいます。ほぼ毎日川に釣りに行き、3〜4時間で50匹位釣ってからお店に出るのが日課。
小さいヤマメは唐揚げに、大きいものはキュウリと筍と合わせる『せごし』や焼き魚など、豊富な料理方法で常連客を楽しませます。ヤマメの唐揚げは、初めて食べるとろける食感に驚きました。自家製ポン酢をつけていただきます。
シントウの素揚げには鰹節と醤油を垂らし、自家栽培の葉ワサビもご飯によく合います。
季節によって料理も変わります。オーダーは、旬の山の恵みを知り尽くした店主にお任せしましょう。
新鮮な食材と手頃な価格に、地元の人も足繁く通うお店。店主は田中省二さん。もうすぐ御年70歳ですが、春は山菜やヤマメ、夏は鮎やうなぎやヤマタロウガニ。秋は熊蜂、冬はイノシシや鹿・・・など、漁や狩りの腕前は誰にも負けません。田中さんは長年鮮魚店を営んでいたこともあり、海鮮物も市場で直接目利きして仕入れます。
6月からは待望の鮎釣りが解禁。「日之影の鮎は大きいと言われます。岩が大きく餌になる良質な苔が生えやすいから、美味しくて特に人気が高い」と田中さんも太鼓判を押す鮎。6月〜7月はウナギ取りも解禁になり、更に忙しくなります。
お店の営業は夜だけで、家族四人だけで手早く調理接客し、注文をさばいていきます。店内には日之影特産のお花も飾られ、焼酎のキープボトルも綺麗な木の棚に丁寧に並べられて、お客さんを待っています。
- 西臼杵郡日之影町大字七折3187-1
- 0982-87-3180・2515
- 17:00~23:00
- 不定休