母と一緒に作り上げた「甘酒」でたくさんの人を元気にしたい-山本美代子

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山本 美代子(やまもと みよこ)

長崎生まれの宮崎育ち。40年近くホテルへの人材派遣会社を続けながら、無農薬の柚子を使った商品開発などを手掛ける。母親の病気をきっかけにレシピを工夫しながら作った甘酒も商品化しヒット。この甘酒を材料に使った甘酒プリンが「宮崎の宝」準グランプリに選ばれる。有限会社サンライズ取締役

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  • 【販売店舗】
    本店(宮崎市松山1-5-14)
    宮崎の物産館
    東京の新宿KONNE
  • 【電話番号】
    090-8415-2762
  • 【住所】
    宮崎市松山1-5-14
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母と一緒に作り上げた「甘酒」でたくさんの人を元気にしたい-山本美代子
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人材派遣業、そして食の商品開発を行うサンライズ

 取材にお邪魔した日は、大口の発注に間に合わせるために作業中のとても忙しい最中。大変恐縮しながらインタビューを御願いしたところ、快く迎えてくださいました。(本当に申し訳ありません・・・) 今回お話を伺ったのは有限会社サンライズ 取締役の山本美代子さん。40年近くホテルなどへの人材派遣を手掛けています。バブル全盛期には1日に約150人のコンパニオン派遣の発注を受けたこともあったそう。その後もブライダル、パーティなどへの人材派遣業を営みながら、柚子胡椒やドレッシング、甘酒などの商品開発を行なっています。

 全く業態の違う食の商品開発を手掛けることになったきっかけは、卒業後も交流を続けていたスタッフOBとの会話から。元々お料理好きの山本さんに、柚子の生産地として有名な西都市銀鏡の無農薬の柚子山を何かに活かしたいという相談があり、柚子胡椒を作り始め、柚子のタバスコ「柚子スコ」「マーマレード」などのレシピを次々に考案。また無農薬で安心安全な柚子の絞り汁も可愛いパッケージで商品化し人気を呼びました。

甘酒を商品化したきっかけ

 そんな山本さんが、今、一番力を入れているのが「甘酒」です。美容・健康、ダイエットにも効果があるとされてブームとなり、最近は美容・健康のための定番となりつつある甘酒。「飲む点滴」「飲む美容液」とも称される甘酒ですが、山本さんが甘酒を商品化することになったのは、病気で食事を摂れなくなっていった母親に美味しくて栄養のあるものを食べて欲しいという思いからでした。母親ならではの率直な感想を聞きながら、様々な種類の麹を方々で買い求めて水にもこだわりながら、手作りで試作を重ね、美味しいと言って食べてもらえる甘酒が出来上がりました。

 母親を見送った後も、一緒に作り上げ遺してくれた甘酒でたくさんの人に元気になってもらいたいと販売を開始。販路を広げながら、合鴨農法で作られた玄米、お米、餅米を使うなど味のブラッシュアップも進めながら、販路を広げています。

甘酒の様々なバリエーションを模索

 40年近くホテルへの人材派遣を手がけ、現在は宮崎の安心安全な食材を使った商品開発を行なっている山本さん。特に甘酒は、離乳食として、ペット用など今後様々なバリエーションを模索しています。また山本さんの作る甘酒のレシピには企業秘密の部分が多く、例えば麹作りにまだまだ美味しくなるポテンシャルを感じているとのことで、これからが楽しみです。

 また、近年は人出不足がよく話題にされますが、ゆず美では山本さんを慕う人材派遣スタッフOBが仕事を手伝いたいとの申し出が多く、これまで培ってきた人との繋がりが大きな追い風になっています。
 手作りでコツコツと作り上げているゆず美の商品は、宮崎の物産館や東京の新宿KONNEの物産店に置かれ、人気が高まってきています。また、今後海外への進出も視野に入れております。
 母親の元気を支えた甘酒のように、家族の毎日の健康を願うたくさんの買い物客がゆず美の商品を手に取る日も近いことでしょう。

取材: 横山美和 (よこやま みわ)
宮崎市出身。宮崎大宮高校を経て、立教大学社会学部へ進学。在学中よりフリーアナウンサーとして活動。2003年に帰郷しテレビ宮崎入社。現在は子育てをしながらUMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送、宮崎サンシャインFMの番組、CM等に出演の傍ら、宮崎県内で絵本とピアノのステージ「おはなしとおんがくの森」の公演も行う。
facebook: 横山美和

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