みやざき太陽米 – 宮崎アグリアート 松本嗣夫さん

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松本 嗣夫(まつもと つぐお)
宮崎市出身。指揮者として世界中を旅した経験も持つ。異業種からの新規就農後、約20年に渡り有機農業を営む。「やってみて、失敗してみて、何だろう」と自学で現在の形にたどりつく。
現在、松本さんの元には、日本はもちろん世界中から農業指導依頼や視察が絶えない。自社従業員へ作業指導を行うかたわら、毎月中国へ技術指導にも行く。世界に通じる農業家。

農業生産法人 株式会社 宮崎アグリアート

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みやざき太陽米 – 宮崎アグリアート 松本嗣夫さん
  • 自然がおいしい。太陽と土と私たちで育てたお米
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自然がおいしい。太陽と土と私たちが作ったお米

お盆に新米をお供えする-。 宮崎県は降水量全国1位、日照時間全国2位(ともに2008年)。 この気象を生かした“超早場米”の収穫は7月末から始まります。お盆に新米をお供えするという風習も、宮崎だからできることです。 もちろん11月に収穫を行う田んぼもあり、年に何度も新米を味わえるというのも宮崎ならではの楽しみです。

100年前の安全な土でおいしいお米を育てたい

松本嗣夫さんが倒れたのは約20年前の朝。当時小学生だった息子・慎一郎さんの、運動会当日のことでした。会社経営者として忙しい毎日を送っていた松本さんは、初めて大きな不安を感じたといいます。

そこから一念発起し、無農薬・無化学肥料栽培の農業を開始しました。「食」は自分の体のためのものであり、自分で選ぶことが出来ます。松本さんが選んだのは、何千年もかけてゆっくり発展してきた「自然と共生する農業」でした。それは、人が命をつなぐための営みです。

松本さんは、特に土作りにこだわり安心安全な農業をされています。「昔のやり方に戻っただけ」とさらっと言い切る松本さんの姿が、余計なものが入っていない「自然と共生する農業」のスタイルと重なりました。

田んぼに微生物の餌をまく

特徴的なのは、鶏小屋の敷わらにした稲わらを畑にすきこむ、という循環型の土作り。松本さんは堆肥そのものをいれることはなるべくしません。堆肥も入れすぎると環境汚染につながり、大事な土や水を汚してしまうだけでなく、土壌のバランスを壊し、次に植える作物にダメージを与えることになるからです。

その代わりに使うのが冒頭の稲わら。元来その土地にいる微生物が働きやすいように、鶏糞によって動き出した微生物がついた稲わらを畑に戻すのです。 夏に小学生と行った生態系調査では、松本さんの田んぼはもちろん、付近の用水路からも、どじょう、めだか、えび、蛙、などたくさんの生き物が見つかったそうです。

品質も追求する

松本さんのお米は、種まきから育苗はもちろん、乾燥、精米、適温適湿での保存、更に不良米の選別まで、全て自社で管理をしています。一つタイミングを逃すだけでお米の味は変わってしまいます。常にいい状態を保てるよう、プロのこだわりが随所に光っていました。

松本さんは元々指揮者。『芸術作品といわれるような農産物を育て上げたい』という言葉が違和感なく聞こえたのは、畑に親しんでいる私にとって不思議な体験でした。

松本さんのお米

お米の品種はミルキークイーンです。炊きあがりは甘い香りで、一粒一粒につやがあり見とれてしまいます。松本さんのお米をよく見ると粒の大きさが規則正しく、いつも私が食べているお米は、粒の大きさが揃っていないということに気付かされました。まずはほかほかのお米を、そのまま食べてみました。

「うん、甘い」 堅すぎず柔らかすぎず、食べ応えのあるご飯。いつもより少量で満足できそう。しかも噛めば噛むほど甘みが増してくる気がする。と思いながらずっとモグモグ・・・。

おにぎりにして、冷めた状態でもいただきました。冷めても甘く、食味もほとんど変わりません。一粒一粒の存在感もそのままです。粒がふっくらした形をしているので、おにぎりにもぴったりだと思いました。おにぎりの具はなくてもいいけど、あるなら梅干がいいなぁ。

10月の「街市」では、息子の松本慎一郎さんが宮崎市sapグループとして出店予定です

*事情により今回は出店を見合わせることとなりました。楽しみにされてた皆様、大変申し訳ありません。今後も出店者情報をチェックして、登場日を楽しみにお待ちください。

街市のページはこちら

下記のお店に提供しています。

  • オーガニックレストランSIZEN(平和台公園内)
  • 炭火焼鶏ぐんけい 各店
  • 炭火串焼 らくい
  • 炎の舞 らくい
  • ベル・エポック「ランチBOX」
  • なちゅらるcafe vis a vis(県庁楠並木通り)

下記のお店で販売してます。

  • フーデリー霧島店
  • フーデリー青葉店
  • フーデリー赤江店
  • ブログページ―おいしい野菜の見え方
  • 取材:大角恭代

    小林市在住。大学卒業後、㈱ファーストリテイリング勤務。2011年2月Uターン。野菜ソムリエ(ジュニア)。たまたま食べた無農薬無化学肥料栽培の文旦に衝撃を受け、おいしい野菜の育ち方に興味をもつ。おいしいと思う野菜があると畑にいき、生産者と想いを語る。

    夢は『いつでもどこでもおいしい野菜が食べたい、広めたい』。

  • 大角恭代

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