地元の人々が持ち寄るさまざまな物産を販売。出店者は約50名で、近くの農家をはじめお隣の熊本県からも出品しています。季節の野菜や山菜、町の特産品の釜炒り茶やしいたけ、手作りの雑貨や加工品など幅広い。
特筆すべきはお茶の種類の豊富さ。町内4軒の茶農家がそれぞれ作る釜炒り茶を始め、ほうじ茶、番茶、紅茶、粉末茶・・・など、とにかく種類が多い。
物産館では、お客さんに「どのお茶がお勧め?」と聞かれることが多いそうです。「お茶はそれぞれ味わいが違います。農林水産大臣賞や天皇杯など賞を受けているのもあるし、農薬を使わないで育てられたお茶もあるし、昔からこの農家さんのお茶を飲んでいるという長年のリピーターもいます。ぜひ一度飲んで、好きな農家さんのお茶を見つけてほしい」と佐藤館長。
釜炒り茶としては日本最大の産地である西臼杵地方。釜炒り茶はスッキリとした味わいで香りが良いのが特徴です。
物産館は見晴らしのよい丘の上にあり、阿蘇の山並みが一望できる眺望が自慢。夕暮れどきになると、遥か遠くの地平線に沈む夕日を眺めようと、立ち寄る人が絶えません。視界をさえぎるものはなく、九州の真ん中にありながら遠く離れた熊本の海まで見えそうな雄大な景色。車から降りた子ども達も芝生に向かって走り出します。
物産館を運営する『夕日の里づくり協議会』は、五ヶ瀬町がグリーンツーリズム拠点に指定されたのを機に1996年に設立。「開発しない開発」をモットーに、農家民泊をはじめ、地域資源を生かしたふるさと体験交流ツアーや夕陽の里フェスタなどの開催に取り組んでいます。
物産館も「地元の方たちのものを気軽に買えるところを作りたい」という想いから、生産者自らが企画・出資して協議会をつくり自主運営を続けています。
- 西臼杵郡五ヶ瀬町大字桑野内4847-1
- 0982-73-5471
(夕日の里づくり協議会) - 9:00~17:00
- 木曜日