ニンジンはオレンジ色を!
3/26 綾町 前田農園さんにてお手伝いデイ。
前田農園さんは、自然を壊さない環境保全型の有機農業を志して実践されてます。東京で出会ったご夫妻が、長野で就農され、新天地を求めて綾に来られて14年たつとか。無農薬・無化学肥料・無除草剤での栽培を継続されてます(最近ご主人は一日草刈りと作付けの準備に追われているそうです)そのニンジンの香りのよさと甘さと適度な食感には定評があります(私から)。収穫したお野菜は、綾町本物センターやボンベルタ地下、宅配等をされてます。宅配では「昔の野菜の味がする」と年配のお客さまが多いそうです。わかるなー、私もそういうお野菜が好きです。
今回はニンジンの収穫と、草取りが主でした。
そろそろニンジンも終わりの季節。トウが立ち始めています。今日はこの時期のおいしいニンジンの見分け方を教わりました。
トウ立ちしています。芯のところの太い茎に注目。これは固くてもうダメだとのこと
上のニンジンが白っぽいのわかりますか?これもNGで捨てられます。栄養分がなくなると、お野菜は色が薄くなります。ニンジンのオレンジはカロチンという栄養素で、おそらくその栄養が種をつける方向に(新芽を伸ばし)使われたので色が薄くなってるものだと思われます。その他、トウ立ちした白菜やほうれん草も、本体のほうは色が薄くなっていきます。
→上記二点をクリアした厳選ニンジンだけが、出荷されます。
→前田さんのところでは、出荷ラインを本当に厳しく見てました。お客さまとの信頼を守るために。もう出荷はそろそろ終わりかなと、おっしゃってました。まだ畑には全部出荷できれば数万円相当のニンジンが埋まってるのに・・・(T T)
◎さて、今回はトウ立ちしたニンジンはおいしくないか?を検証すべく、たくさんニンジンをもらって帰って実験↓ バーン!
*注:このニンジンは、前田農園さんでは通常出荷してないものです(トウ立ちが進んでる、色が薄い、葉を切るときの触感で繊維が固そう etc..)
◎個人的に一番おいしい!と思ったのは・・・一番右のニンジン。ニンジンの頭(株元)が大きくなっててちょっと繊維が固く感じましたが何のその。味はさわやかすっきりおいしいニンジンちゃんでした♪切り方工夫して、やや薄めのスティックニンジンとかにしたらぼりっとしてなかなかグッドでした!
<結果をまとめると> 「色が白くないニンジンは、この時期でもおいしい」ことが判明。トウ立ちが進んでてても色がいいやつは、美味しいと。
きっとこのニンジン(↑)は、他のニンジンよりもたっぷり光合成を頑張って栄養を蓄えてたから、トウ立ちに栄養使ってもまだまだいけるんだろうなーって思いました。
→おいしいと思ったものは、特にオレンジ色が強いものですね!トウ立ちして株元が大きくなってても(頭)ニンジンの色が薄くなってなければ、実も詰まってて、まだおいしく頂けます♪
今回はこの中から色が濃いニンジンを厳選して・・スープにしました♪
まだまだ味がしっかりあるので、今日頂いた、新タマネギとじゃがいもと合わせてゆっくり炒めて、ミキサーにかけて豆乳スープ♪
そのニンジンの味や特徴にあわせた料理法で、料理の仕方を変えると、その時期のニンジンをもっと楽しめるなぁと思いました。黒ニンジン、黄ニンジンなんてのもありますしね。ニンジンたのし。
それから、翌日は・・・ニンジンキムチリゾット♪ 蒸したニンジンをすり下ろしてタマネギを炒めたところに入れ、卵焼きのような黄色になってきたらキムチイン。
お野菜って、そのまま味わって、どう食べようって考えて。野菜と会話が上手にできると、本当においしくお料理できちゃいます(^^)たのし。