プロフィール

名前:大角恭代
小林市在住。大学卒業後、㈱ファーストリテイリング勤務。2011年2月Uターン。野菜ソムリエ。たまたま食べた無農薬無化学肥料栽培の文旦に衝撃を受け、おいしい野菜の育ち方に興味をもつ。おいしいと思う野菜があると畑にいき、生産者と想いを語る。 夢は『いつでもどこでもおいしい野菜が食べたい、広めたい』。

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大角恭代ブログ-おいしい野菜の見え方-

カビません オイシイみかん

熊本県 玉東町 松田農園さんのみかん畑にお邪魔しました。
「デコポンはまだ早いが」ということでしたが、さわやかでもう十分。

年明けて一ヶ月ほど寝かせると糖度が高くなり、市場評価があがるそうです。

このデコポン、食べた後に喉元にふわっと残る香り~爽やか優しい甘み~幸せかんじます(^ ^)

⇩松田さん流分かりやすい<いいみかん>の見分け方⇩

 



1.みかんの皮むいたとき、実が皮とつながってる



2.腐れたとき青カビがでない、青カビが他のみかんにうつらない

3.みかんの糖度=房の数(だいたいあたる)
*10度(房)あればだいたいオッケー
約4町の畑があります。
栽培方法は、ミネラル水をあげる農法。

 

一年目の木に早速実が!葉が茂ってるところにも関わらず色がきれい!

この栽培方法にかえてから、毎年糖度や果実数、安定されてきたそうです。


なんと、農薬、消毒、防腐剤など約100万円の経費削減にもなったそうです!


キーワードは「ミネラル」ですね

更新日時:2012.12.29(土) 14:46:13

巡る命の恵み ~自然農園 こころ~

「野菜くずや草や籾殻など人間が食べないものを食べてくれるから始めた」と岩切さん(写真 右)「卵は人間の生活に必要なものになっている。だからこそ安全な卵を届けたい」その思いを、畑にも鶏の生活にも、見ることができました。



まぁー鶏のかわいいこと(*^ ^*)携帯をむけると首をかしげて向かってきて、しばらくいると私に慣れて靴紐を突っついてきて(^ ^)。「あそぼー。これ何?」みたいな。鶏は好奇心旺盛で、人間の子どもみたい(^^)

「こうやって自然に近い状態で育ててると個性が出るんです。だから卵の大きさや色もそれぞれ違うんです」と岩切さん。
人も鶏も一緒。好きな食べ物もあれば、苦手な食べ物もある。好きな産み場所がある。
 

 
えさを食べてみたくなったのは初めてでした!だってとってもおいしそうな香り! 大豆、飼料米と麹で発酵させたいわるゆる味噌(右)と、米ぬかにいりこ、昆布をつけたぬか床のようなもの(左)。それに毎日青葉もたっぷりあげます。無農薬栽培の山口農園からもらってきた残り野菜や、自ら畑のあぜなどから刈ってきた青草を。「人間も食べられるものをあげてます」。
腸内環境をがよくなって、鶏は健康体になれる。



調子が悪そうだと、ウコンや唐辛子、桑の葉、お茶、などをあげることも(^。^)薬に頼らない民間療法で体の免疫を高めてあげます。抗生物質じゃない。

そんな健康体の鶏ちゃんだから、鶏舎は鶏ふん特有の匂いは感じない!!
鶏舎の床はふっかふか!!鶏ふんにいる微生物が、青葉や稲藁、籾殻など餌場にまく有機物を分解し、こうなっていくそう(^。^)



岩切さんは田んぼも多数管理されており、有機栽培法の田んぼ(左の写真、左側の田んぼ)に加えて、自然農法の田んぼ(左の写真、右側)もされています!初めて入りました。自然農法は耕さないのが特徴なのですが、これまたふっかふかでお布団みたいな田んぼ。元気いっぱい命が見えていました。

この今を生きている命が、後々のお米という次の命を産む源になっていくー。
*配達、宮崎なっぱの会、で買えます。550円/10個入り。350円/6個入り。(直接国富の自宅まで取りに行けば▲50円)
*宮崎なっぱの会 http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~e1122m/nappa-toha.htm

配達の手間を省くため大型店に納品するなどの方法をとれば、配達の手間が4時間は浮くそう。でも、「生活してる人からすると高くて、食べられない卵になってしまう」と、なるべく安く届けるためにがんばってる岩切さんの姿勢に感服!!

自然農園こころ http://www.d5.dion.ne.jp/~aki4/

更新日時:2012.12.19(水) 22:04:57

毎日精米。極上えびの米も食べたい慶民ラーメン 

えびの市慶民ラーメンで、ご飯のうまさに感動しました!!
見た目にも美しく、食べてもちろんおいしくて。



キラキラしたお米は艶があり、一粒一粒が凛として美しい~~。一粒一粒がふっくら。

かめばかむほど味がでてくる、優しい味わい。後に残るのは懐かしいようなやさしい甘み。
 
そしてなんと、溝口社長にその想いを聞くことができました(*^ ^*)

まず、毎日精米、毎日全店舗へ運送してるこだわり!また、お米はえびの市真幸産。社長の実家は米どころとしてあまりに有名なえびの市真幸地区で、そこで作られてるそうです。
*えびの市真幸地区は、えびの米の中でも特にいいお米がつくられる地区として有名です。

こちらは野菜餃子もお勧めです!社長の熱い想いに、こんなお店が近くにあったんだと、本当にうれしくなりました。野菜も自社菜園、契約栽培で、安心安全おいしいものを目指されててます。信頼する地元の方と一緒につくられてるというお野菜たちにも、幸せをかんじました(*^ ^*)http://www.kyoumin.jp/daichimura

当然ラーメンも安心安全なおいしさにこだわってて、小麦も原料を選び抜いた自家製麺。安心して食べられるラーメン店だー。

想いを確実に実行にうつされてる社長と慶民ラーメン。ラーメンの人気店ですが、その付加価値があまりにもすごいものでした。

こんなお店があたり前になってほしい、そしてこだわってるお店はぜひその情報を発信して消費者が「おいしさの理由」を知ることができるようにしてほしい、そう思わずにはいられません。

更新日時:2012.12.17(月) 22:58:38

最新トマト事情

今日は、児湯日向トマトデイ!
案内してくださったのは、都農町のスーパー肥料屋さん三輪さん!土つくりや栽培中のアドバイス、アフターフォローまで親切丁寧!!
まずは土です。ちょうど土つくり中のハウスを見せてもらうことができました(^^)
名づけて『土ごと発酵』
「夏に雪を降らす」というくらい真っ白。もちろん夏でも冬でも同じようになります。

わらなどの有機物に鶏ふんを混ぜてハウスで適温をキープすることで、3日ほどで糸状菌がわーっと増えます(左)。
これが土の中まで入り込んでいくと、もったりふんわり、ソフトな触感ながらまとまりのある、まるで繭のような土ができます(右)。鶏ふんのにおいは分解されてなくなってて、においはもうしません。

この土を最初から使えば、それだけで農薬半減!丈夫な植物は健全な土から、ですね。

さて本日のメインはこちら『トマト』



トマトポイント
①ベースグリーン(写真左。上のほうにできる濃い緑の部分。甘いトマトが出来る準備オッケーのサインです。ここから下へ栄養分、糖分が流れていきます)
②スターマーク(写真右。トマトのお尻)
③また、トマトはヘタ近くから色づきます(写真左)。色もちょいと濃い(沈んだような濃い色)ほうが甘い。

写真は都農町、和(なごみ)農園さんの溶媒栽培タイプ。

これはかなり極上な状態ですが、トマト選ぶポイントにしましょう☆

何軒か回らせてもらいましたが、土栽培でも溶液栽培でも共通してたのは、「ちゃんも植物とむきあって、植物のサポート」をしてること◎
なんです(^ ^)

更新日時:2012.12.06(木) 22:24:57

本モノ漬モノ 木村漬物。伝統製法で乳酸発酵したお漬物。

キムラ漬物さんで、工場見学させてもらってきました( ´ ▽ ` )ノ

キムラ漬物さんの漬物はGABAやアミノ酸の量が県内同業社平均値を大きく上回る数値をたたき出してます。天然成分万歳。

市場に出回ってる漬物って、実は着色液や調味液につけただけのものも多いんです。漬物は、日本にもともとある発酵食品の代表格で、保存食ですが、化学薬品漬けの漬物イメージがどうしてもぬぐえなくて、実は私は漬物を食べません。伝統の製法もしてるらしい。それを知ってから、ずっといきたいなぁと思ってて、ようやく今日の日を迎えました(^^)/

こちらの漬物たちは、大きな漬物樽と保存倉庫で、乳酸発酵バッチリ!何より印象的だったのが、乳酸発酵している樽の様子。干し大根の塩漬けしたものを大きな漬物樽にいれて、上から何トンもある巨石でプレス。一ヶ月もの、一年もの、三年もの・・・産膜酵母がしっかり上を覆い、中はみえません。コポコポコポ・・・気泡があがってきて、香りはマイルドでちょっとずしっとくるような力を感じる香りでした。

大根がこんなになるって、酵母の力ってすごい!!
工場見学終わっての試食タイム☆↓写真の漬物4種、どれも着色してません。右上は、醤油ベースの漬けダレに漬け込み、あとは米ぬかの色だそうです。木村さんいわく「天然の黄色」。



左手前、乳酸発酵したすっぱい沢庵が今日一番のお気に入り!シンプルな酸味が日本酒とあいそう◎シンプルイズベスト!いくらでも食べたい味です( ´ ▽ ` )ノ

『すっぱい沢庵』・・・宮崎県産の天日干し大根に、たっぷりの国産米米ぬかと自然結晶天日塩で8ヶ月以上漬け込み。化学調味料を使わず、成分無調整。乳酸発酵によって醸し出された、たくあん独自の風味と酸味が特徴
【原材料名:干しだいこん、漬け原材料(食塩、米ぬか、唐辛子)】

 



次々に持ち込まれる契約農家さんからの大根。100%契約栽培。干した状態で持ち込んでもらってます。この時期が一番のピーク。多いときは1日10トン~20トン(!)が持ち込まれるそう。もはや理解不可能な数字~。木村さん自ら畑へ足も運んで、大根栽培の様子もしっかりチェック。

キムラ漬物さんは、実は40年前ころ原料の漬物を求めて愛知県から移ってきました。宮崎にこられた決め手は、漬物原料の干し大根の品質の良さと安定生産できる土地だったと言います。宮崎の干し大根は「大根が結べる」ほど。ちなみに業界基準でいうと「大根の上と下がくっついたらOK」だそう。

日干しにこだわり、ゆっくり乳酸発酵を促し、漬物のGABAやアミノ酸の量が断トツ多いキムラ漬物。

原料を探してこられたからこそ、基本を忘れず、大事にされてるからなのですねー。訪問した女子一同しみじみ。もちろん帰りには漬物お買い上げ。それにしても嬉しい。

お忙しいところありがとうございました!

更新日時:2012.12.03(月) 23:53:00

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